海外FX

国内FXと海外FXの違いを知っておこう!

FXの取引を行う際には業者に登録し、口座を開設する必要があります。
この業者選びではサービス内容や使い勝手のよさ、さらにはどれだけ効率よく利益を上げていくことができるかを比較検討していくことが大事です。
業者ごとにメリット、デメリットがあり、同じFXの取引を行うにしろ環境が違ってくることがあるからです。

とくに国内FXと海外FXの間で大きな違いが見られます。
近年ではXMに代表される海外FXへの関心が高まっていますが、どうして利用する人が多いのか、国内FXとどのような違いがあるのか、結局のところどちらがいいのか、詳しい点を確認してみましょう。

注文方式の違い

国内FX業者同士の違いはレバレッジの上限やスプレッドなどの設定がほとんどですが、海外FXとの違いはもっと根本的な部分、注文方式にあります。多くの国内FX業者ではDD(ディーリングディスク)方式を導入しているのに対して海外ではNDD(ノーディーリング)方式を導入しているのです。

一般的な感覚で考えると、投資家が注文を行えば業者はその通りに取引を行うように思います。しかしDD方式では注文を受けてもすぐに取引を行うのではなく、いったんその取引を「呑む」状態になります。そしてその取引で利益が発生する流れになった場合にはヘッジポジションをインターバンクを通してとることで取引を成立させるのに対して、もし損益が発生しそうになった場合にはそのまま実際には取引を行わずに済ませてしまうのです。

これはどういうことかというと、業者としては「投資家が負ければ負けるほど利益が大きくなる」ことを意味します。損益が発生してしまった場合、投資家はその損失を支払わなければならないわけですが、実際には取引は行われていないのでその支払った損失分はそのまま業者の懐に収まる形になるのです。一方利益が出た場合でも取引を成立させることで業者側が損をすることはありません。

本来サービス業とは利用者が得をするよう相応しいサービスを提供するものです。利用者が得をすればますます利用するようになり、結果的に業者のほうも利益があがる、「ウィン・ウィン」の関係を築くことが大事になるわけです。ところがこのDD方式においては利用者が損をすればするほど業者が得をする、いってしまえば業者の側は損をしてほしいと願いながらサービスを提供していることになります。これでは公平なシステムとはいえませんし、取引の透明性という点からも大きな問題が残ると考える人も多いのです。

一方海外FXが採用しているNDD方式では、投資家が注文を出すと実際に取引が行われます。その取引の際に手数料を取ることで業者は利益を出す仕組みです。ですから投資家が利益を上げようと損益を上げようと業者の利益には直接影響を及ぼさない一方、投資家がたくさん取引をしてくれればくれるほど手数料の収入が増えることになります。となれば業者としてはできるだけ投資家に利益を上げてもらい、より積極的に取引を行ってくれた方がよいわけです。ですから投資家と業者のどちらも得ができる環境「ウィン・ウィン」な環境を築きやすいのです。

結局国内FXと海外FXのどちらがよいのか?

こうして見ると海外FXのNDD方式のほうが断然よい印象を受けます。ただ必ずしもメリットばかりではなく、DD方式に比べてデメリットもいくつかあります。最大の違いはスプレッドの幅です。NDD方式では手数料で利益を上げる必要がある以上、スプレッドの幅を極端に狭くすることはできません。それに対してDD方式では投資家が損をしたときに利益を上げることができるため、NDD方式に比べて手数料に依存することなくサービスを提供できるのでスプレッドの幅が狭くなっているのです。ですから普段取引をするうえでは国内FXのほうがお得に感じられる部分があるのも事実です。

投資家は誰も損をすることを前提に取引をするわけではありませんから、損をしたときに業者が儲かるといったDD方式の裏の面よりも、手数料によるコストをいかに抑えることができるかを重視する傾向が見られます。そのため国内FXを利用する人も多く、どちらがよいとはいえない面もあります。ただ金融庁の規制により国内FXではレバレッジの上限が厳しくなっており(25倍まで)、100倍を超えることも珍しくない(XMの場合は最大888倍)海外FXのほうを評価する人も増えています。

また、レバレッジとの数字とも関わってくる点ですが、損益を出したときに強制決済されるロスカット水準が国内の業者に比べて海外の業者のほうが低く設定されています。この点は高いレバレッジでの取引がもたらすリスクとも関わってくる点なので、ハイリスクハイリターンでの取引を考えている方は知っておいて損はない部分です。

このように国内FXと海外FXでは、注文方式の違いと業者が利益を上げる仕組みに違いが見られます。レバレッジやスプレッドの設定の違いはもちろん、こうした取引の透明性や業者と投資家との関係についても意識したうえで業者選びをしたいものです。